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【始めたいきさつ】 |
「いったいどうしたんだ?」。1997年のある日、Y.Matsumoto氏の左足先が突然ひどく痛みだしました。足先を見てみると、なんと薬指の第一関節から先が紫色に腫れ上がっているではありませんか。血液検査を受けてみましたが異常はありません。それなのに痛みはなかなか治まらないのです。何かおかしい! 体に、今までに経験したことのないことが起こっている!──Y.Matsumoto氏は思いました。考えてみれば好きなものを食べたいだけ食べるという食生活に運動不足も手伝って、身長に対してかなりのウエイトオーバー。このままにしておくと、ひょっとすると・・・・・。Y.Matsumoto氏は命の危険を感じ、生まれて初めてダイエットを決意したのでした。
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【カロリー制限と万歩計】 |
カロリー&食事制限をすることにしたY.Matsumoto氏。しかしこれはかなり辛い体験でした。特に最初の2週間は空腹感に加え、我慢している大好きな料理(高カロリー料理)の数々が夢にまで出てくるほどで、精神的にも最も辛い時期だったそうです。しかし最初の2週間を乗り切ったあたりから胃が小さくなったようで、体もこの食生活になじんできたとか。
Y.Matsumoto氏は、さらに運動も心掛けるようにしました。万歩計をつけて1日10,000歩(2000年12月には14,000歩)をノルマに、できる限り歩く。歩数が足りない時はエレベーターをやめて階段を使用。梅雨時になれば晴れた日にできるだけ歩き、歩数をストックすることにしているそうです。中でも週始めの月曜日は、これからの1週間が気持ちよくスタートできるようノルマを下回らないように意識するなど、気持ちをメゲさせないように緊張感を保ち、とにかく歩くことを徹底したのでした。
このダイエットは大成功をおさめ、1年後には12Kgの減量に成功。現在は成人になってから一番痩せていた頃の体重に戻ったY.Matsumoto氏。これからは未体験ゾーンに突入です。 |
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【痛風食】 |
1999年8月、痛みの原因が痛風(高尿酸血症)であったことが判明しました。それ以来、通常のダイエットに加え食事制限(痛風食)をおこなうことになりました。Y.Matsumoto氏は家庭では徹底した痛風食で、出張時以外は弁当を持参しています。 |
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《痛風食》(注意している点)
- 食物繊維中心
- 塩・油・動物性タンパクの摂取を控える
- 炭水化物の摂取を控える
- 糖分・塩分の摂取を控える
- 間食を控える(小腹がすいた時は、炒り大豆、枝豆、チーズを食べる)
(定番メニュー)
- テフロン加工のフライパンを使った、 油抜きの『きんぴら』『えのきとピーマンの炒めたもの』
※塩分も控えているため、味の薄さをカバーするために胡椒と一味を使います。この二つの使用量 は以前に比べると何と二倍(辛いもの好きということもある)!
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《出張時の朝食》(一例)
☆その他 |
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Y.Matsumoto氏は清涼飲料水をほとんど飲みません。水分といえばミネラルウォーターかお茶(ただし、お酒は例外とか!!)。また煙草を吸うため、ビタミンCの摂取を意識して心掛けています。特に出張中は、外食が多いため無塩無糖の野菜ジュースやトマトジュースを1日2本飲むようにしているそうです。 |
◎ |
摂取カロリーのセーブ法の一つに、食事の最初に冷ややっこ(夏の場合)を食べるという手もあります。 ローカロリーで体に良く、お腹のもちがよい、お薦めの一品だとか。 |
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【陰の協力者】 |
2000年6月の検査は、尿酸値も標準ラインに戻り、血圧が少し高めだったものの検査数値上、極めて良好な結果に。このようなよい結果を生んだのは、痛風食を作りつづけてくださった奥さまの協力があってこそだと感謝を忘れないY.Matsumoto氏です。また仕事上、会食も多く、なかなか食事制限を実行しにくいのですが、つき合いの深い料理店ではカロリーを抑えたオリジナルメニューを作ってもらい、ヘルシーな食事を提供していただいています。そのメニューの中から、何と、お店の正式メニューになったものもあるのだそうです。 |